人は二度生まれることを私は知っている。
生物学的な生と、心から愛するべき人に出会った時だ。
なぜそんなことが言えるのか、私が経験者だから。
愛するのには相手が必要だ。
絶対に自分の思い通りにはならない他人を愛することで
それまで知らなかった人間の感情の奥深い醜さを知る。
そして、心からの喜びを知る。
このために生まれてきたんだと全身で叫ぶような経験をする。
それを知らずに死ぬ人もきっと多い。
私は、私にとっては、それがあなただった。
今回はラブレターです。
大切なものを大切だというために強くなったあなたを愛したい。
休める場所であってほしい。泣ける場所であってほしい。
大切な大切なあなたを大切に両手で包み込むように守ってあげたい。
私ももちろん愛されたい。
今までの人生では全部そうだった。
愛されるのが先、愛を与えるかどうかはその後私が決める。
でもどうやら今回は違うらしい。
愛したい。愛することで満たされることをこんなに思い知らされてしまったから。
愛は愛を呼ぶことを知ってしまったから。
繋がっていると感じられる心地よさを知ってしまったから。
正直、去年のセンイルはあなたにもらっているものが多すぎて、
不公平だと感じていた。
もっとあなたに私の持っているものをあげたいのに、ちっともあげられない。
これでは不公平だからそのうちあなたがどこかすごく遠くに行っても納得するしかないって思って怖かった。
それが、今すごく楽だ。
あなたと私は多分本当に繋がっていて、多分この縁は切れることなく私に素晴らしいものをもたらし続けてくれる。
それがわかりやすい形なのか、哲学や価値観や経験や、愛するものがあるゆえの余裕のような目に見えないものなのかはわからないけど。
あなたに出会ってあなたを血肉として生きたこの期間があったということは、一生この体はあなたが「一度通った」ものになる。
それはもうすでに起きている事実だし、今後も変わることはない。
すでに起きてしまっているから。
私はあなたに色んなものを与える準備ができているし、
あなたから受け取る準備も、必要な時に受け取る意志の力も持っている。
与え合うことがもう決まっている関係ほど、気楽で心地よいものはない。
今、私とあなたはこんな感じ。
ねえ今どんな感じかな?
あなたはどんな感じかな?
うーん、私はね、とってもいい感じだよ。
痛いところもないし、あなたと繋がっている時が1番幸せ。
これはあなたのための言葉。
いつでも私の言葉は結局全て、あなたのため。
あなたのいるところ、それが私の家だから。
私に愛を教えてくれて
生まれてきてくれて
生きてきてくれてありがとう。
あなたが歌手になっていなければ、私はあなたを見つけられなかったかもしれない。
あなたを見つけられたので、私はとても幸せ。
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