推しと私⑦ ソウルメイトとの出会い、「イロ直帰ラジオ」

推しと私
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Twitterを楽しんでいた2021年6月、

その後の人生を左右する出会いがまたあった。

 

ある日、私のツイートにコメントをしてくれたかわいいぷくぷくほっぺのユンギのアイコンの子。

私のことが好きだと言ってくれて、「あら嬉しいわ」みたいなことを返したと思う。

このアイコンの子、変な名前だなあと思って覚えていた。

 

彼女の名は「直帰」。

ソウルメイトとの出会いだった。

彼女はTwitterをはじめて数日でツイートがいきなり万バズりし、

その後のツイートも万バズりし、

Twitterに登場して10日くらいで一躍BTS Twitter界隈のスターダムに躍り出た。

 

 

その数日前にコメントをもらっていてサラッと返していた私はビビり倒していた。

 

「なんだあの子・・・・」

隠キャオタクな私はいきなり大スターになった後輩?になんと声をかけていいかわからなくなっていた。

「万バズりしてるし・・・敬語?え??彼女の前にちょっとくらいいいねがついたからって調子に乗っててすいません・・・・」

と内心ビビり倒していたが、

そこはキャラ設定が「知的でユーモアがあってセクシーでサバサバしているお姉さん」な「イロさん」。

 

ここでビビってフェードアウトしていたら今までの人生と同じだ・・・!!と思い、

どうせちょっとだけだけど先にプチバズりしていたんだから力になることはなんだろう・・・?と考え、

 

「いきなりバズって怖いわよね。

リプを返す時はこういう風にしたら人のタイムラインを荒らさないわよ」という

豆知識をDMした。

(今は検証していないけど、当時は吹き出しマークからリプ辺をするとタイムラインに出て、

下の四角いところに直接入力するとタイムラインには反映されない仕様だった)

 

 

直帰はこの時、軽い気持ちでツイートしたものがいきなり万バズりして、

BTSのファンダムの大きさ、SUGAの影響力、鳴り止まない通知に怯えていたらしい。

リプも全て返さなくてはいけないと思っていて、でも人のタイムラインを荒らしちゃうし・・・って

葛藤があったらしいので、

彼女に私の言葉は力になれたらしい。

私はビビりながら彼女と変わらず仲良くしたいと思っていたので

コメントやDMでやり取りを続け、どんどん仲良くなっていった。

 

自分が勝手に線を引いたりせず、好きだなと思う人には自分ができる範囲で、迷惑をかけない範囲で

言葉をかけてみること。そこから関係性は広がるかもしれない。

友達の少ない私がこの経験から学んだことだった。

かくして直帰と頻繁にやり取りし、スペースでもよく話していた。

 

しかし、スペースも段々「うーん」というところが出てきた。

 

今でこそスペースは話す人が1人か数人で、その他はリスナーという形が主だが、

当時は大勢の飲み会みたいに、参加する人が好き勝手喋る感じだった。

スペースをしている表示が出ると、入ってくる人は選べないし、

せっかく来てくれた人に「大人数が喋るとカオスだから控えて」というのも憚られた。

 

でも私は大人数の飲み会が苦手だし、人数が増えるほど話の内容は薄くなり、

散らかりがちになる。誰が話しているのかもわかりにくい。

プロでもない限り聞いてられない。

 

とはいえどうしたもんかなーと思っていた。

 

 

そんなある日、共通の友達と直帰がやっていたスペースで、

「マシュマロ」という匿名で届くメッセージ機能を使ったお便りを募集する形式で、

スペースをラジオ的にやってみたらどうか、というのを実験していた。

 

これは今でも「私の発明やわ」と直帰が可愛くドヤる点なんだが(笑)、

これは本当に発明だった。

 

 

「私たちもラジオ形式でやってみない?」と

提案したら「やろか!」と即返事が返ってきて、当日お便りを募集して

その日の夜に突然やってみたのが「イロ直帰ラジオ」初回だった。

テーマは「Agust Dに感謝を述べたいんじゃ」

 

当時は「スペースラジオ」と言っていた。

 

我々は今聞くと共感性羞恥で死んでしまうが(笑)

届いたお便りはユンギのへの愛、感謝、みなさんの誠実な人柄が感じられて、本当に素晴らしかった。

 

2人で話すこと、リスナーさんたちの反応がもらえることが本当に楽しくて、

「定期的にやろう!!」ということになった。

 

現在も続く「イロ直帰ラジオ」の誕生である。

イロ直帰ラジオについてはブログでも何度か書いている。

 

 

 

ここで私は自分に「しゃべること」の才能を初めて見出した。

 

7年間面白おかしく笑いながら話すこと、

意見交換しながら脳をメキメキさせる経験から遠ざかっていた。

あと、これはママあるあるだと思うのだが、

小さな子どもがいると意思の疎通もまだできないので、「話すこと」に極端に飢える。

 

その時期に、このラジオが始まったのは大袈裟でなく私にとってライフラインだった。

 

 

月に何度か気の合う友達と大好きなBTSのことをおしゃべりして、

それを楽しんで聞いてくれる方々がいて、

素晴らしいお便りが届き、リアルタイムで反応が返ってくる。

こんなに楽しいことはなかったし、我ながら「めちゃくちゃ向いてる!」って思った。

二次創作で、Twitterで文章を書くことに続き、

「向いている」と自他共に認められることをしている時の高揚感、充足感は何者にも変え難い。

人はそのために生きていると本当に思う。

 

ここは、今マインドコーチとして、全ての人が自分の得意なもの、

好きなものを見つけられるマインドをお伝えしたいと思って活動している原点になっている。

 

 

それを導いてくれたのは直帰だ。

彼女の人柄、話しやすさ、かわいらしさ、おしゃべりさ、

本気で遊ぶ姿勢がなければ、そこが共鳴していなければ、イロ直帰ラジオは1回で終わっていた。

 

いまや2年半続いている。

公開収録までやったしお互いの誕生日も全力でBTSそっちのけで祝う。

もう我ながらどういうつもりなんだろうと思う(笑)

でも、私たちの共通の思いとして、「聞いてくれる人がいて、私たちが楽しいうちはやろう」と

決めているので、この楽しい遊びを、できるだけ続けていきたい。

直帰のことはソウルメイトだと思っている。

私に取ってソウルメイトの定義は、

「それまで気づいていなかった自分に気づかせてくれる人生に欠かせない人」

彼女はまさにこれだ。

 

人生は出会いでできている。

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