カウンセリングは順調だった。
少しづつお客様が来てくれるようになり、息子が3歳になったこともあって幼稚園に入れることができ、
預かり保育で夕方まで預かってもらうために開業届を出して(開業届は5分で出せた)、
いよいよ「事業」としてスタートした。
この頃からマーケティングのことも勉強しなければと思い、
マーケティングジャンルの本、心理の本、仕事術の本、ライティングの本、
はたまた情報商材などを色々買ったりしていた。
学びへの投資を惜しまなかった頃で、多少失敗もしたが、この頃学びにお金をかける習慣をつけておいて良かったと後々思う。
本格的にHPも作成した。
「Square」というサービスで作ったが、ここは決済手数料が安いがお客様に届くメールに住所が載ってしまうという仕様。
北海道の田舎の自宅で仕事をしている私は悩んだ。
利益が上がっていくと、手数料はバカにならない。0.1%でも抑えたいところだ。
そこで色々調べて、
「バーチャルオフィス」というものがあるのを知った。
実際はそこに事務所はないが、住所だけを借り、
インターネット等に住所、電話番号を記載することができ、
郵便物の転送等も行なってくれる。
自宅を明かさずにおうち起業したい人がよく利用しているらしい。
色々調べたけど私は「東京の一等地に住所があるように見せたい!」みたいな欲がなかったので、
住所は京都になってしまうけれど価格が控えめで、
「和文化」を支援している、という文言に惹かれ
「和文化推進協会 朱雀スタジオ」で住所を今でも借りている。
確か年間7000円くらいだったと思う。
一応リンク貼っとくね。
和文化推進協会 公式サイト同じお悩みを抱えている人に届いたらいいな。
そしてこの頃「コーチング」という言葉を知った。
実はカウンセリングをスタートして、2ヶ月ほどで生まれたジレンマがあった。
「メンタルに問題がない人でも、誰かと話して考えをまとめる時間は必要だ」
「なのに、カウンセリングというと、メンタルに問題を抱えた人しか行っちゃいけない感じがする」
「カウンセリングというものの性質も、マイナスをゼロに戻すことを目的としている」
「私はマイナスをゼロにするだけじゃ足りない。お客様の人生をプラスに転じることができたら、
めちゃくちゃ生きがいを感じるだろうな」
「でもカウンセリング以外に他人に話を聞いてもらうって何だろう?」
というもの。
そんな頃出会った「コーチング」という言葉。
まだコーチングとは何かはよくわからないけど、カウンセリングでお客様と関わりながら、そちらの道を模索し始めた頃だった。
そんな時に出会ったのが、その後の私の人生を左右する3冊の本だ。
1冊目、「神メンタル」
ここで私は「人生の9割はメンタルで決まる」という言葉に衝撃を受けた。
「これまでの毎日と違う選択と行動をすれば」、あなたの人生は確実に大きく変わる。
「今のあなたの状況」(収入、仕事、地位など)は、これまであなたがしてきた選択と行動の「結果」です。
(星渉著/神メンタル より)
耳が痛すぎる言葉だし、最初はめちゃくちゃ疑っていたが、
そんな疑いを払拭するような説得力モリモリなことがこれでもかと羅列されている。
「確かに、私はユンギと出会ってから、自分でも想像できないようなことがたくさん起きた。
それって、本当に私の選択と行動が変わったからだったのかも」
「本当に、今目の前にある事実より、メンタルの力で人生って変わるのか・・・?」
更に私が心を射抜かれたのがこの一言だ。
「現実に違和感を覚えることが変化の始まりである」
そうだ。私はユンギと出会うまで、自分の人生に違和感を感じ続けてきた。
ユンギと出会ってから、自分の人生に違和感を感じることが具体的に何なのか可視化されたような感じがする。
じゃあ、この違和感が、もっともっと私を高みに連れて行ってくれるのかも!
ここまでの人生でその片鱗を感じ始めていた私は、ここでやっと回答をもらったような気がした。
その後も刺さりまくるこの本。
「ただ頑張ればいい」というわけではない。「頑張るのがつらい」では意味がない。
あなたの脳が最優先にしているのは、残念ながら「今のままのあなたでいること」。
「自己評価」を変えない限り、無難な毎日からは永久に抜け出せない。
何度も何度も「神メンタル」を読み、この考えを私の周りの人に伝えたい!!という使命感に駆られた。
そして同時期にこの頃「引き寄せの法則」というものを知った。
存在はなんとなく知っていたが、スピの流派のひとつとしか思っておらず、
どちらかというとアンチスピだった私は
「はいはいそんなことで現実が変わったら世話ないわ」と思っていた。
努力・根性・勝利マインドが染み付いていて、顕在意識バリバリだった。
しかし、「神メンタル」で意識が変わり、
目に見えない力、思い込み、習慣の力のすごさを感じていた頃、
引き寄せの法則の日本でのパイオニア、奥平亜美衣さんの本を歯医者の待合室で何気なく読んだ。
2冊目、「人生は思い通り! マンガでわかる「引き寄せ」の法則」
漫画で4つのケースを元に「引き寄せ」とは何かを、まるで自分もカフェで亜美衣さんに相談しているような気持ちで読むことができる。
(引き寄せの法則関係の本を数十冊読んできたが、今でもこれが一番わかりやすいと思う)
「引き寄せの法則」とは、常に、今の自分と同調するものを引き寄せる、という法則なのです。
「引き寄せの法則」が働くのは、常に“今”であることを忘れないようにしましょう。どんなに素晴らしい夢や望みを描いても、“今”のあなたが楽しんでいなければ、その夢や望みを叶えることは難しいのです。
(奥平亜美衣著/人生は思い通り! マンガでわかる「引き寄せ」の法則 より)
この頃私は「引き寄せの法則=潜在意識を利用した願望実現方法」であることを知らなかった。
引き寄せの法則って神様に祈る何らかの儀式の方法だとすら思っていた。
でもどうやら違うらしい。
気になって、引き寄せの法則関係の本をごっそり買った。
「引き寄せの法則は重力や引力のように、信じる信じないなどとは全く関係なく、誰にでも、どんなものにでも平等に働いているもの」
「常に今の自分の楽しさ、快適な気持ちに意識を向けると、楽しい、快適な現実が引き寄せられる」
かつての私は、確かに苦しいものばかりを見ていた。
母のこと、夫のこと、地域のこと、子育てのこと、コロナのこと・・・
辛いことに「意識」を向けていた。
その結果、引き寄せられていたのは辛い現実。
でも、ユンギと出会って楽しい現実に集中して、楽しい関係性、楽しい時間に集中する時間が長くなったことで、相対的に苦しいことを見る時間は減った。
その結果、どんどん楽しい現実が引き寄せられてきた。
Twitterを楽しんでいたことで直帰と出会い、ブログを読んでくれる人がいた。
ブログを読んでくれて、私に響き合うものを感じてくれたからお悩み相談を送ってくれた人がいた。
響き合うものがあるから、カウンセリングに申し込んでくれる人がいる。
同調と引き寄せ。
それはこの広い広いインターネットの波で私が常日頃本当は感じていた不思議な「法則」の回答だった。
さらに、「神メンタル」を読んで、試しにやってみて目ん玉が飛び出るくらい効果を感じたのが、
「未来体験シート」だ。
これは今でも私がめちゃくちゃ推しているものであり、
この「未来体験シート」に後述する一条佳代先生のノウハウ、私の体験を盛り込んで
「ドリームボード」と呼んでいて、
「ドリームボードを作ろうの会」を年1回か2回やっているが、
これは即日満員になる私の人気コンテンツでもある。
こちらも、「叶えたい願い」にフォーカスして、同調し、引き寄せることが
私の知る限り最も効果的に簡単にできるから、叶っているに過ぎないのだ。
引き寄せの法則に確信を得始めた頃、
次に出会った本がこちら。
3冊目、「「なりたい自分」へ加速する 問いかけコーチング」
私のメンター・一条佳代先生の本である。
コーチングについてAmazonで本を調べていたときに一番上におすすめで上がってきたのがこの本だった。
なんだかとても惹かれてポチって、熟読した。
神メンタルで学んだ願望実現方法はなぜ効果があるのか、
引き寄せの法則がなぜ働くかは
潜在意識を使っているからだということが数珠繋ぎのように繋がった。
そしてそれを体験して夢を叶えている「コーチ」の姿。
「引き寄せ=潜在意識」と「コーチング」。
私の探していたものをどちらも持っている人。
こちらでも、「ドリームボード」について言及されていた。
(先生は「ビジョンボード」と書いている)
先生はドリームボードに「東京で仕事をする」「たくさんの女性の前で講演をする」と
書いていたのだが、
先生の願望実現っぷりは目を見張るものがあった。
先生は結婚後専業主婦として京都府の綾部市という人口3万人の、
決して都会とは言えない場所で生活していた。
隣近所はみんな知り合いで、東京は遥か遠くの都で、
目立つなんてとんでもない、という思いで暮らしていたごく普通の主婦だった。
けれど、親友の死をきっかけに人生は有限であり、
自分は今歩いていける足も挑戦する時間もあることに気付き、
カラーセラピストとして活動を始め、師匠と、コーチングと出会い、
今は2人のお子さんと一緒に東京、六本木に拠点を移して活動している。
(旦那様は単身赴任中)
積水ハウス、資生堂、住友生命などで研修・講演を行い、
現在は「すべての人が夢を持ち、夢を生き、互いの夢を応援し合える社会に」を理念として活動されている。
願望実現し過ぎやないかい。
思わず頭の中でツッコミ、
先生がコーチングというものを全く知らなくても、起業なんてしたことがなくても、
ゼロからコーチを育成する「ネクストコーチングスクール」というものを主催されているの知って無料体験に申し込んだ。
その個別無料体験で、私はこんなことを聞いた。
「コーチングってものがよくわかりません。そんな私でもできますか?」
先生はニコニコして答えた。
「コーチングとは、カーナビゲーションのようなもの。
クライアントさんの目的地まで伴走する気持ちがあれば、絶対にできます」
まさにこれだ。
私がやりたかったのはこれ。
全てのピースが全て繋がってGOサインを出されたような感じがした。
そして私は先生のコーチングスクールに入り、2023年1月からコーチとしてモニターさんを募集することになった。
カウンセリングを続けながら、コーチとしてのスタートだった。
人生の舵をまた大きく切ったことで、
私の人生はまた思いもよらない方向に進んでいく。
先生のHPはこちら
私が先生と対談した動画がこちら
おまけ
noteでも「ドリームボードの作り方」を販売しているので、
興味がある方は読んでみて欲しい。
無料公開の時期を含めて、これを読んで実際に願いが叶ったという報告をすでに
30件以上いただいている。
私の夢だけが、「すごい人」たちの願いだけが叶っているわけではない。
神とペンと具体的な画像さえあれば、願望実現の速度は爆発的に上がる。
コメント