一条佳代先生の元で学びながら、コーチングのモニターさんにコーチングを提供し、数ヶ月が経った。
そんなある日、とんでもねえお知らせが舞い込んできた。
BTS SUGA ソロワールドツアースタート
やっとだ。
やっと会える、と思った。
その前年にもBTSはアメリカや韓国でコンサートを行なっていたが、
なんとなく私は全力でチケットを取るに気になれず、
取れてもアメリカか韓国だもんなあ。
まだ息子は3歳だしなあって思ってなんとなく見送っていた。
更に最年長メンバーであるジンが入隊していたこの時期はもう全員揃っての公演は不可能だったため、
全員が揃う2025年まで待つしかないかあと思っていた。
しかし、大好きでこの2年ずっと一緒に歩んできたユンギが、
コンサートが大好きなユンギが、
ソロワールドツアー。
「行くしかない」
「どんなに大変でも行く」
と決めた。
ワールドスター、BTSのコンサートのチケット争奪戦は過酷だと聞いてはいた。
「血ケッティング」と呼ばれるほどだ。
不安だし、チケット取得のツテも資金もない。
でも、絶対に行くと決めた。
行く都市も第一報が出た瞬間に直感で決まった。
NY、日本、ソウル。
前回の記事で紹介したドリームボードに、
「ユンギのツアーでNY、日本、ソウル公演に行けました」と書いた。
この時どんなふうに書いたのかの話はこちら
この日、2023年2月15日。
のちにこの夢はあらゆる人の力を借りて全て叶う。
チケットゲットについてはこれらの記事に書いているので詳細はこちらをご覧ください。
更に驚くことが続いた。
このコンサートは「SUGA/AgustD」名義で彼が出す
「D-DAY」というアルバムを引っ提げて行われた。
このアルバムの発売日が、なんと、私の誕生日だった。
今までもらったどんな誕生日プレゼントよりも嬉しかった。
2023年4月21日は忘れられない誕生日になった。
このプレゼントは、素晴らしい人生がまだまだこれから始まるよと教えてくれたように今は感じる。
上記の記事で詳細に書いているけど、NYのチケッティングでは、
チケッティングの入り口である「認証コードが届かない」というトラブルがあった。
ものすごく慌てたけど、その間励ましてくれた人がいてくれて、
結果的には彼女がチケットを取ってくれたんだけど、
その時に、欲しくて欲しくてたまらないもののはずなのに、それまで感じたことのない感情になった。
===============
コードは届かないけど、私にとって大切なのはユンギに何がなんでも会うことじゃなくて、
心穏やかにいることだって思ったの。
朝4時に起きてコードを確認して、来ていなくても、チケッティングに参加できなくてもリセールがあるし、
それでも無理ならそれはもう行くなってことなんだと。
今はその時じゃない。絶対にいつかベストなタイミングで会えるって。
引き寄せの法則を学ぶようになって日々感じているのは、
「全てのことは起きるべくして起きていて、後で思い返してみたらあれでよかったと思うようにできている」という絶対的なルールのようなものはある。
引き寄せって願いをなんでも叶えられる、ってことじゃなくて、
その時は意味がわからなかったり、ものすごく辛いことでも、
後からみたら全て意味があるようにできていることを理解することでもある。
全て私にとって長い目で見れば最良の方法で現実化するようにできている。
イレギュラーな事態でも、大局で物事を見て、自分が心地いい方、不安じゃない方を後悔なく選ぼうって思った。
===============
こんなポジティブな諦めは人生で初めてだった。
今思うと、これは諦めではなく「手放し」だった。
自分で人生を力づくでコントロールしようとするのをやめたのだ。
「人事を尽くして天命を待つ」を体感したのは初めてだった。
でも、この感覚を得た後に、お友達の力でチケットを手に入れることができたことが今でも私の宝物になった。
彼女は本当に天使で、思いつく限りあらゆる方法を試そうとしてくれた。
なんなら私本人よりも。
そんな彼女とこんなやりとりが始まったのも、私がチケットのことでわからないことをTwitterで聞いたからだ。
「自分1人で検索して調べなくては」を手放して人に聞いたから。
彼女は親切心で教えてくれて、それからずっとマジでポンコツな私に関わってくれた。
多分同じユンギペンだからほっとけないという理由だと思うけど、
そんな人に出会えたことが、本当にありがたかった。
この時私がやったことといえば、素直に助けを求めたこと。
流れに身を委ねたこと。彼女に素直にお願いしたこと。
なんでも自分でやらなければ!!と
人生をガチャガチャかき回しさえしなければ、
色んなことはもっとスムーズに進むのでは?
という確信の芽のような感覚。
この確信を試すようにこの後大きな課題が現れた。
一条佳代先生の元で学んで3ヶ月。
コーチングモニターさんにコーチングを提供し始めて2ヶ月。
私はエネルギー不足で悩んでいた。
ユンギのワールドツアーが決まり、NYのチケットも取れ、
NY行きの飛行機、ホテルもおさえ、私はそれまで貯めていたお金を全部使った。
お金がなくなっていく、どんどんエネルギーが削がれていくような感じがした。
なので、3月は本当に体調が悪かった。
「…ということで貯金がすっかりなくなりそうで不安で…でもコンサートには行くんですけど…」
と先生に相談すると、
「イロちゃんは今回で過去の清算を全部するってことだから大丈夫。
お金ってエネルギーだから、大きなエネルギーを本当に好きなことで回したら
ちゃんと返ってくるし、新しいお金との付き合い方に生まれ変わるってことだよ」
と言われた。
えーでもでも、どんな風に新しいお金の使い方に生まれ変わるんですか?
と相談を重ねて、
「イロちゃんも大きなエネルギーを動かす段階に来たってことや」
と背中を押していただき、
半年間コーチングメニューを作った。
今までの私では考えられないほど高額に価格設定をした。
当時、半年間で24万円。
こんなんいったい誰がやるの???!!!!って正直思った。
私はまだコーチングを始めて3ヶ月。
カウンセリングも始めてまだ半年ほど。
心理の専門家を名乗るには新米すぎる。
そんな私を信頼して、半年間関わることを決めくれる方なんて、
しかもこんな高額でなんて、いるの??と思った。
でも。
私が本当に望むことは?と自分に何度も丁寧に聞き、
やってみることにした。
私の目標は、先生のようにコーチングで生計を立てること。
欲しいものを全て手に入れ、自分を心身ともに豊かさで満たして、
その豊かさをみんなにどんどん還元して豊かさの輪を作っていきたい。
その第一歩だ。
コーチングの長い長い宣伝文を書き、勇気を出して告知した。
そしたら、情報を出したその日に無料体験に申し込んでくれた人がいた。
12月に一度カウンセリングをさせていただいた方だった。
そして、彼女が即日契約をしてくれた。
こんなことがあるの????!!!と思った。
「普段イロさんの発信を見ているから、これじゃあ安すぎるくらい」と
彼女は言ってくれた。
天使なのかな?????
彼女は今まで色々な講座やワークショップを受けてきているので、
こういうものの相場を知っていることも即決してくれた理由のひとつとしてあるけれど、
それよりも、以前も一度カウンセリングを受けてくれていて、
私の発信をずっと見ていてくれた、そして潜在意識で何かを感じてくれて
即決してくれたことが本当に嬉しかった。
本当の奇跡はここからだった。
NYで全財産を使うので、
6月頭に横浜に行くお金、6月末にソウルに行くお金が必要だった。
5月頭の時点では無い。
航空券は支払い済みだし、チケット分の料金は残しておいていたけど、それ以上は本当になかった。
ホテル代すらない。
厳密には、横浜は耐えられるけどソウルは耐えられない。
更にである。
私は先生のコーチングの料金の支払いがまだ残っていて、6月か7月に払わなければならない。
これもかなりな額なのだ。
おわかりいただけただろうか。
ギリギリアウトではないのだ。明確にアウトなのである。
普通に考えれば、稼ぐために宣伝を頑張ったり何らかのバイトをしたりするだろうけど、
なぜか「それは必要ない」という確信があった。
普段なら落ち込んでザワザワしてどうしようどうしようとなってしまっているけど、
「私は絶対に稼ぐ!!!!!」という強い確信があった。
「この額が必要なら、この額を稼げる私にステージアップするということだ」と思ったのだ。
この感覚をより詳しく書いた記事はこちら
そして、NYでのユンギのコンサートを終えた。
これは詳しくはこちらこの記事であます所なく書いた。
本当に本当に本当に、彼は人生を変えてくれた。
直接ユンギをこの目で見て、彼が会場を包み込む大きすぎるエネルギーに触れて、
「この人はとんでもないワールドスターだ」と肌で感じるとともに、
ものすごく、「1人の人」であることもわかった。
私たちと同じ1人の人。
迷ったり、疲れたり、嫌になったりもするかもしれないけど、
真摯にやり続けることを選んだ、選び続けている1人の人。
彼のようになりたい、彼が姿で示しているような、どこまでも温かくて大きな、
海のような人になりたい。
会場の隅々まで、1人ひとりを包み込む愛を感じながら、私は新たな人生のステージに入ったことを感じていた。
この日から私は、「現実で何も変わってないのに」、と思うことが激減した。
ユンギのコンサートを体験して、そのエネルギーに触れて、
自分の内面が激変したことが、体の外側で起きていることより何倍も大切なことを体験したから。
だから今でも私は「まだ何者でもないんですけど、私はこれができる気がしているんです」
という人を全面的に、フラットに信じられるようになった。
正直、それまでは「そう言うけどあなた現実どうなのよ」って思うことも多かった。
でも、今は、「あなたの中がそうなのね。現実に反映するのが楽しみだね」って思うようになった。
日々のコーチングでも明らかに話せることが変わった。
自分の言葉にエネルギーがのっているのがわかるし、クライアントさんにとって支えになるような、
人生を自分軸でポジティブに受け止めて
素晴らしいものに底上げするようなことを言いたいと思いながら話していると、自動でしゃべっているような感じがする時もあるし、
「うわ、これこれ、これを伝えてこの方と一緒に考えたい」って閃くこともとても増えた。
コーチングでの私の「底力」のようなものが確実に上がっている。
話している姿を発信したらもっといいんじゃない、という先生のアドバイスに従い、
定期的にインスタライブも始めた。
今までため込んでいたエネルギーを一気に放出できているような感じ。
自分を信じる力、人生を楽しむ力、人生を楽しんでいいんだよ、と自分に許可する力が底上げされた。
ぐんぐん人生が動いていく感覚がした。
結果、5月から6月にかけて新たに4名ご契約いただいた。
私は、月商120万円を稼いだのだ。
またしても人生のチャンネル、ガッチャンと変わった。
今度は「お金」という実態を伴って。
今までの私のお金との付き合い方は「留まらせる」ことで「安心」を得ていた。
でも、実はそれって安心ではなくて停滞で、
「不安だからお金を留まらせている」から、
そのお金って「不安」を呼び、「安心を買う」ために使ってしまうのだ。
それは不慮の事故だったり、病気だったり、誰かに使い込まれていたり、全くワクワクしない出費になる。
こんな経験は今まで何度もある。
今回この経験でのお金の使い方は完全に
「あるべきタイミングで解き放つ」ことで「無二の経験」を得た。
それは「お金=エネルギー」を「ワクワク=エネルギー」に変換しているだけで、
私は受け取っているので、エネルギーの量としては増えている。
増やしたエネルギーはどうするか。より大きな渦として流すのだ。
これを何度も何度も繰り返した結果が、BTSのような巨大な成果を残す人なんだろうなと思っている。
この時期をきっかけに、
私にとってユンギは、
「遥か遠くの推し」から
「いつか必ず辿り着く目標」になった。
そのために今できることは、内面を整え、先に内面からそうなってしまうことだ。
今これを書いているのは、あれから1年近くがたった
2024年3月15日。
その間に私は月商100万円以上を2回経験し、
講座を販売して300万円を稼いだ。
現在、余白を作るために一旦半年間のコーチングはお休みしている。
起業3年目で、ついに年収1000万円に届こうとしている。
流すエネルギーの量、できることは明らかに増えている。
これはひとえに、あの時もらったエネルギーを循環させ続けたから。
自分と人に嘘をつかず、余白は作っても怠けず、
あの日ユンギからもらった、天啓のようなものを愚直に守り続けたから。
まだまだ道の途中。
年収1000万円が見えていても、私は全然満足していないことに驚いている。
まだまだやりたいことはある。
まだまだエネルギーが小さい。
もっともっと飛躍して、私のずっとずっと先にいる彼のように、
私があの日から今日この時も一緒に歩み続けている彼のように、
世界に素晴らしいエネルギーを循環させる存在になりたい。
これが、推しと歩み続ける私の夢。
コメント