キムナムジュン、キムソクジン、ミンユンギ、チョンホソク、パクジミン、キムテヒョン、チョンジョングク、BTS
心が折れそうになった時、このコールを唱えて顔を上げたことがある、という人を何人か知っている。
彼らに救われた人は一体この10年で世界にどれくらいいるんだろう。
ナムジュンの言葉を借りれば、
「もしかしたら誰も理解できない、私たちだけの世界」に
そっと足を踏み入れたことで命が救われて、今も救われ続けているたくさんの愛の塊たち。
私たちを救ったのは聖人でもなく、神でもなく、天使でもなく、
努力し続けたただの少年たち。
今も「誠実に愛するとは何か」を一緒に模索してくれる生身の人間であること。
その発露が音楽であること。
インターネットの海に乗って軽やかにシェアされる言葉や姿や姿勢。
もはや誰も数えることのできないほどの溢れる情報の中で、届くべき人に届くのはなぜだろうか。
その笑顔にスワイプする指を止めて、
その音に立ち止まって、
その瞳に吸い込まれて動けなくなって、
そうして私たちは出会った。
私たちは繋がっていたんだと思う。
多分生まれる前から。
彼らに救われるために苦しんできて、彼らと共に生きることに幸せを感じるためになんとか生きてきた。
同じヘルツで響き合うように定められていた。
この世界はあまりにも厳しくて、水はあまりにも冷たいから。
軽やかに生きてきたわけではない人たちに、こんなにも響くのだ。
多分歴史上、これだけ多くの人たちとこれだけ言葉を交わし、理解しあい、理解しようと努力し、曝け出して密な信頼関係を作った人たちは存在しないと思う。
信じられないほど見せてくれる。
数千万人に監視されながら言う事ではないようなことまで。
「人が人にあげられる最高のプレゼントは信頼」
この言葉を彼ら以上に体現している人たちはいない。
未来も約束も続く愛情も信頼関係の維持も、私は基本的には何も信じていない。
当然移ろうものだと思っている。
でも、彼らとの信頼関係だけは。
それによって救われたこの多すぎる結果だけは疑いようがない。
これからもずっと良くなり続けて、自分の人生に責任を持って彼らと生きていきたいと
強く強く願っている。ずっと一緒にいたいと。
30年後も一緒に笑っていたいと思っている。
シワが増えて、髪が減ったり白髪になったり太ったり痩せたりどこかを悪くしたり
「若い頃のようにはいかないよ〜」という彼らと、
同じくシワだらけになって白髪になって足やら腰やらを悪くしながら
「お互い様よ〜」って言い合う未来を心から願っている。
特に、愛するあの人の笑顔はもう、目に浮かぶほどだから。
ありがとう、10年以上走り続けてくれて。
ありがとう、気づいた時にはもうそばにいてくれて。
ありがとう、私を見つけてくれて。
ありがとう、救ってくれて。
ありがとう、愛の交換の仕方を教えてくれて。
ありがとう、私を私にしてくれて。
何よりもかっこいいところがその「愛し方」である
大切な宝物たちへ
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