強迫性障害 私なりの対策 ②

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「深呼吸くらいじゃどうにもならないよー----!!!」

わかってます。大丈夫。

深呼吸は基本中の基本だから最低限押さえておいてほしかったの。

深呼吸は割と色々なメンタル系の困りごとに効くし時と場所と人を選ばずできることだから本当に意識はしてほしい。

今回は強迫が起きている時、私が自分にどう語りかけているかの話をしていきます。

正直ここは人によって大きく異なるところだと思うけど、私が3人カウンセラーの先生を変えて一番しっくり来たのは

“強迫衝動(エゴ)が来ても

「きたきたきた。はいはい来ると思った」と受け止め、

「でも今は私のやりたいこと、幸せなことを優先するよ」と

強迫に語り掛け、強迫行動をしないよう自分に「許可」を出す”

というもの

解説していきます。

「エゴ」とは。

私の3人目の先生はわかりやすくするためにエゴの定義は色々あるけど「強迫衝動そのもの」と考えればいいと教えてくれました。

普段は隠れているけど、特定のきっかけ(大体強迫衝動が出る時というのはトリガーがある)で頭の中をがんじがらめに支配する強い強い自我。

私の感じ方は、その自我は私に「休むな」「幸せになるな」と叫んでいるような感じ。

だから「やっと終わった」と座った時や、多幸感に包まれているような時、興奮してしまうくらい楽しみなことがある時(コンサートを映像を見る時など)、寝る前に強く出る。

いつもはそんな時は泣きたいような思いで立ち上がってやっていたけど、

 

「私は幸せになっていいんだよ」

「幸せなことに時間を使っても怒る人はもう誰もいないんだよ」

「この時間は私とあなたを癒す時間なんだよ」

「だから私は私とあなたを癒すためにこの時間をこれに使うからあなたがいうそれはやらない」

と自分に語り掛けることにした。

勿論毎度「きたきたきた」とあの嫌な感覚が襲ってくる。

でも、ここで大切なのは「あなた=強迫衝動を起こしている自我」も一緒に癒しているんだよ、と語り掛けること。

 

「私がこれをしたいんだ!!これが幸せなんだ!!私はこれを選ぶ!!」と強い意志で突っぱねることで成功する人もいるだろう。

でも私の中のエゴは突っぱねられると強くなってなかなかうまくいかない。

だから「私は今はこの幸せを選ぶ時間にするね」とモヤモヤした状態にあえて身を置く。

そうするとそのうち強迫の力は弱まってきますよ、と先生に言われたけど本当にそうだった。

 

とはいえ魔法のように消えるわけではない。

個人差が大きいところだろうが、私の場合は半年ほどこの考え方を続けてきて、

最初の嫌だった気持ちが100としたら70くらいになった。

正直そんなもんだ。でも強迫性障害持ちの人なら多分わかってくれるだろう。これがどれほどの進歩か。

しかもこれは繰り返すことでどんどんエゴが癒され、強迫衝動が弱まっていく。

私は泣きたくなりながら掃除をするのが毎日なのが月に一度程度になるのを今は目指しているんだが、そこにたどり着くまでこの説得をエゴに何千回、何万回すればいいのかわからない。

正直、昨日は抑え込めたのに今日は無理なんてことも勿論ある。

というか今月全然ダメだ、という月もあった。

でも少しずつ進んでいると信じて続けている。

だって100が90になったってすごいことだから。

「この方法で楽になった」という経験があるのでまた将来が靄に包まれたような症状の悪化に苦しめられることはない。

その経験ですでに100は99になっている。

これをシェアすることで誰かの100が99になることを心から、全身全霊で祈っている。

あなたの中のエゴは、多分あなたを守ろうとしている。

そしてあなたも傷ついている。

どちらも癒してあげてほしい。

楽になりますように。

注意事項

本記事に記載していることは全て医師・カウンセラーから実際に私が受けた治療を元に記載しています。

私自身にカウンセラー等の資格はありません。

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