この曲はもともとジミンにあげる予定の曲だったらしい。
イントロのガラスが鳴るような、木の筒が響きあうような美しい音色で目が覚まされるようで、ユンギの優しい声で包まれる。
この曲はジミンが歌っても美しく、暖かくて少し危うい、優しい曲になっただろうし、ジミンverももちろん聴いてみたいけどユンギの曲になってよかった。というか、そうなる運命だったんだと思う。
この曲の時に顕著なユンギの鼻で吸う小さな呼吸音も、セクシーで低い声も、なんだろう。奇跡的な合致だといつも思う。
聴きやすい音色とメロディアスなユンギの歌い方とコーラスの女性の美しい声も、少しSeesawみを感じるけどSeesawとは全く違う。
「誰が人は知恵の動物だって言ったんだろうな
俺が見るに後悔の動物だって事は明らかだけど」
どうやったらこんな言葉が出るのか。何を乗り越えてきたらこんなことを言って人の痛みを包み込めるのか。
生きるって、無常だ。
時に真剣なのが馬鹿らしいくらいに。
ユンギがそう言ってくれるから、ここで歌ってくれるから、私たち彼のファンは顔を上げていられるんだと思う。
「君の平凡はむしろ俺の特別
君の特別はむしろ俺の平凡」
彼らの生きる世界がうらやましくもなる。全く違う世界だとさみしくなることもある。
そんな気持ちもお見通しで、彼はこうして安心させてくれる。
「わかっているよ」と伝えてくれる。
「それでいいんだよ」と。
こんなに私の平凡を愛させてくれる曲があるだろうか。
和訳はhttps://bts7suga-agustd.com/agustd-people-lyrics-jp-translation/からお借りしました。
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