今日は曲の話ではなく、合間のおまけとして2022年3月9日がどんな日だったか書いておこうと思う。
私にとって人生で初めての推しのセンイル。
このブログで毎日投稿をしようと決めて毎日記事を用意したり、和訳を手打ちしたり、私なりに一生懸命準備したし、正直先月から気が気じゃなかった。
そして、実は、疲れてしまってもいた。
毎日Twitterのタイムラインに流れてくる輝くように豪華なセンイル広告、企画、飾り付け、動画、画像、絵…。
「ああ、彼は遠い人なんだ」と毎日思い知らされてしまった。
おかしい。愛する人の誕生日なのに。もっと楽しみたい。そんなこと気にせず楽しみたい。スーパーセレブで雲の上の人なのは元々わかっていたことじゃないか。
そう。そうなんだけど。
SNSのいいところは他の人がどんな推し方をしているのかが見えるところだ。
そして、悪いところも他の人がどんな推し方をしているか見えるところだ。
つい比べて私はそこまでやれていないとか、そこまで行けないとか、そこまでの影響力がないとか、余計なことを考えてしまう。
上手い付き合い方が出来ている人も羨ましくなってしまう。
推しのセンイルだからといって特別なことは何もしなくて、ただ純粋に楽しむ人。当日とりあえずケーキを食べたり飾り付けて楽しむ人。誰の推し方も正しいし、自分が楽しいことが一番だ。誰に何を言われる筋合いもない。
毎日彼の曲について投稿すると決めたのは私だし、いい企画だとも思うし、広がり方もちょうどよくて最高だ。
でも、私は見合うだけの何かがある文をちゃんと書けているだろうか?
彼の創作の苦しみに見合う言葉をかけているだろうか?
答えはNOだ。書けていない。
書けるはずがない。彼の作品に見合うものなんて。
実は迷走していた。
普段はこういう相談をされることすらある。
「誰も間違っていないじゃない。推し方はそれぞれが心地よいのが唯一の正解よ」なんて偉そうに答えたりする。
でも私なんてこんなもんだよ。
どうしよう。どうしよう。楽しめていない。大好きな人の誕生日なのに。心から祝いたいのに。いっぱい準備したのに。どうしよう。皆楽しそうにお祝いムードで、幸せに満ちていて、でも、そう言う気持ちになれない。Twitterを見るのも苦しい。何よりユンギに申し訳ない。
その思いを友達にぶつけてしまって、愛のある言葉をいっぱいもらえて、少し気持ちは落ち着いた。
でも、焦りは消えない。
その時だった。
「ピコン」と通知音がして
彼が来てくれた。
誕生日は明日だけどコンサートのリハーサルがあるから1日早くきたとVLIVEをしてくれたユンギ。
ハッピーバースデーカチューシャをつけて、可愛い猫の形のケーキを掲げ、飾り付けられた部屋でゆったり流れる彼の時間が画面を通して流れてきた。
ああ、この人が好きだなあ。
別にニコニコ笑ってるわけじゃないけど、彼の暖かで柔らかで全てを受け止めてくれる大きさ。
「大丈夫だよ」って言われた気がした。
現金なものだ。それですっかり大丈夫になってしまった。
私の文章が拙いことも、恥ずかしいことも、楽しめなくて申し訳ないことも、なんて小さなことだったんだろう。こんなに素敵な人が世の中に生まれてきてくれたんだから、それ以外のことなんて本当に些細なことだったんだ。
私は韓国語ができないのでリアルタイムで彼の言葉はわからない。でも、暖かさを纏って話す彼の心地よい声を聞いて、大好きな姿を見て、もう、本当に、何もかも大丈夫になった。
彼の曲について語るのは今月いっぱい続ける。それは自分で決めたことだから変わりない。
でも、心はだいぶ楽だ。
どうせ私に素晴らしい大正解の文章なんて書けない。読む人にとって価値があるかと言われたらないかもしれない。
でも、「なるほど、そういう感じ方もあるのか」「そういう見方は気づかなかった」と思ってもらえたり、反対に「私もそう思う!」「そうそう!この曲ってそういう力があるよね」と思ってもらえたら嬉しい。
それを願いながら、残り20日頑張って書くことにする。
もしも今これを読んでいるあなたがお付き合いいただけるなら、本当に本当に嬉しい。
昨日も今日もとてもとてもいい天気だった。
私の住む北海道も2日でだいぶ雪が溶け、温かくて、風も穏やかで。
私の心も昨晩彼が溶かしてくれたまま、暖かくて穏やか。
ユンギの誕生日である今日はケーキを食べに行って、花を買って帰った。特別な日にしたかったけど、もともと特別な日であるように用意されたような日だった。
私の住む地域では星が本当にきれいに見える。今日も満天の星だった。
これがアップされる明日(3月10日)は2年半ぶりのバンタンの本国でのコンサート。
待ちに待ったアミとバンタンが再開する。
でも私にとっては、今日が特別な日になったことの方が多分忘れられないと思う。
あたたかくて、心地よくて、眩しくて、美しくて、大切な1日を楽しむ皆を遠くから見ながら、ユンギの笑顔に包まれてふわふわと幸せで胸が暖かくなるような日。
ありがとう。ユンギ。
いつも私を大丈夫にしてくれてありがとう。
これから1年もよろしくね。
コメント