「膣ケア」「膣トレ」という言葉が流行りだしているけれど恥ずかしながら私は最近膣ケアと出会った。
そして35歳になるまで膣をないがしろにしてきたことを心から後悔している。
心から思ったことは「なんで今まで誰も教えてくれなかったの???!!!」ということだ。
私とおしものトラブルの歴史
私は本当に昔から婦人科系トラブルが多い。
小学生の時に初潮を迎えてから生理のたびに大量の出血と鎮痛剤がなければに日常生活を送れないほどの生理痛に悩まされ、
大学生の時に婦人科検診で子宮内膜症、子宮筋腫があることが発覚し、すぐにチョコレート嚢胞というものもあることが発覚した。
子宮筋腫は子宮内にできる良性のこぶで、生理があるたびに大きくなる。チョコレート嚢胞は卵巣の中に膿がたまって妊娠・出産に悪影響があり、数%だが、がん化する可能性もある。
しばらくピルを使用していたが、結婚してからすぐに手術して上記を切除した。
しかし医師によると私の場合は1㎝未満の筋腫が多数あってとりきれず、これからも経過を見ていく必要があると言われた。
その後は生理痛の痛みがややましになったのもあって、ピルもやめ、めでたく妊娠できたが、妊娠発覚後1カ月もたたないうちに切迫流産で入院。その後の妊娠生活は半年以上の安静が求められ、シロッカー手術をし、流産防止の点滴を最大量し続ける入院生活を送り、出産するまで切迫早産の診断が出続けた。出産は帝王切開でないと無理だと言われた。
ちなみに妊娠中は子宮内の血液が増えるため筋腫は大きくなると言われたが、妊娠中私の筋腫は一番大きいものが15㎝ほどになっていた。産後小さくなったので現在も子宮に恐らく10個以上筋腫はあるが、とりきれないので様子を見ている。
ちなみに私の生理は産後1年授乳中は止まっていて、息子がもうすぐ3歳の現在は1,2日目の出血が産前よりひどく、3日目からはガクッと減って4日でほぼ終わる感じだ。
生理痛はひどいので3日目までは1日3回鎮痛剤を飲まないと生活できない(飲めばお出かけも普通にできる)
以下で紹介する書籍を読んで、今はミレーナを入れようかなと思っている。
ぜひ一度自分と膣と子宮との向き合い方を考えてみて。
おすすめ書籍
これはマジで日本人全女性読んでほしい!!
なんとなつ続くだるさ、肌トラブル、ダイエット、産後のあらゆるトラブル、尿漏れ、生理痛、性交痛・・女性のトラブルは全て一度膣のことと女性ホルモンのことを知っておいて損はない。
全編漫画だから読みやすさはピカイチ。
膣ケアというと「私には関係ないかも・・」「買うのが恥ずかしい・・」って思ってしまう方もいるかもしれないけど声を大にして言う!!!
「膣ケアは、全女性に必要!!!!!」
学生さんでも知識として絶対にあった方がいいことが書いてあるし、35歳の私はもっと早く知りたかった。
「私達のおばあちゃんの少し上の世代の女性は経血が出ないように締めておき、トイレで出すというコントロールができていたからナプキンはいらなかった」という事実を知って私は椅子から転がり落ちた。
「日本人は膣の洗い方を教わらないから正しく洗えていない人が本当に多く、VIO脱毛施術の時に膣に垢がこびりついている人がほとんど」という体験談も、怖くて夢に出てきそうだ。
膣のことを教えてくれる先生(通称ちつ姉)は、お子さんを産んだ時に会陰が肛門まで裂けて尿漏れ、便漏れに悩まされて生活もままならなかったけど、そこから膣トレと膣ケアを頑張って今はどちらも改善している方。
もう怖すぎるでしょ。でもこういう先駆者がいると勇気が出るよね。
美しく、健康に生きるためには無視できない場所。
膣の正しい洗い方、ケアの仕方、膣トレのやり方、骨盤底筋の鍛え方など、知りたいけど字で読んでもよくわからないよー!というのをわかりやすくかわいらしく描いてくれている。
恥ずかしければ電子書籍で買えばいいし、もうとにかくまずみんなこれを読んで!!
1つ目は膣のプロのエステティシャンの方の書籍で、都度お医者さんの注釈が入る感じだけど、こちらは1冊丸ごとお医者さんが書いてます。
約5万人の膣を観察したデータ、ご自身での「自分実験」の結果を踏まえて、「本当に膣にいいこと」を書いてくれている。
1冊目が本当に入門書だとしたら、これは入門書と併せて読みたいもう少し「健康」面へのアプローチが多い印象。
「婦人科系のトラブルが多い女性は膣が冷えている」という経験則をもとに色々な膣・子宮の不調改善案を教えてくれるし、1冊目と同じく今日から実践できるものがほとんど。
「いい膣を作るには、膣周りの血流を良くすることが大切」というのをベースにしている。
子宮は「血の海」と言われるほど血流豊富な臓器。そこの血流を良くすることは全身の健康につながるということらしい。
また、現代の女性は生理の回数が100年前と比べて格段に増えてるって知ってる?
現代女性が一生で生理の数が500回ほどに対し、100年前はその約1/10。
座ることが多く、ゆるい服で、生理も多く、晩婚化していて子供も多くて3人くらい。(出産することを推進しているわけではないよ!事実としてあるって話ね!)運動不足でストレスまみれ。
膣が緩む、子宮に悪いことばかり。
対して100年前くらいの世代の人は、畑仕事や体を使う仕事が多く、運動量は比較にならないし、着物で骨盤を締めていて、若くして結婚し、多産だった。
だから入院したり老人ホームに入ってらっしゃるおばあちゃんとかはオムツも使わず死ぬまで自分でトイレに行けている人も多いらしいけど、子宮脱になって切除したりオムツ必須の人もめちゃくちゃ多いらしい。
我々世代は本当に今すぐ自分でトレーニングしないと本当にやばいぞ。
若い方でも尿漏れは増えているらしいし、将来の自分のためにもこの本に書いてあるようなセルフケアは本当に大切。
他にも肩甲骨剥がし、おっぱい剥がしなどの子宮以外の体を整えるセルフケア、
アフターピルについて、性病について、子宮内膜症についてなども医者の立場から書いてくれているのでそのあたりが気になる人も必見です。
こちらもお医者さんが書いている本。
2冊目よりも「性」に重点を置いて書いてくれている。
この本で一番最初に書いてあるし、私も心から「そうだ!!!」と思うのが、
クリニックに来る患者さんが、ピルを飲むにしても、彼に飲めって言われたから飲む、とか、やめろって言われたからやめておく、という方が非常に多いけど、
「自分の体のことは自分で決めていい」ということ。
超当たり前じゃない?でもそこに自信を持てない人って多いと思う。
「気持ちいいセックスとは何か」「イくとは何か」「彼に遠慮して演技してしまうんだけど‥」「気持ちいいの前に痛いんだけど‥」「彼のが大きくて、小さくて、どうしたら‥」「セックスレスはどうしたら‥」なども本当にわかりやすく書いてくれています。
ちなみに彼のサイズをどうにかすることはできないし、大きければいいわけではないから体位でどうにかするようにわかりやすく書いてくれているよ。フィットする場所がきっとあるはず。
あとこれは私も以前相談されたことがあるけど、濡れないのはただの体質だからローション使った方がいいよ!何も悪いことじゃないよ!!
個人的に本当に色んな人のひっそりとした罪の意識を取り去るのに声を大にして言いたいのは、
「エロいのは悪いことじゃない」「自慰行為、オーガズムは体にいいからどんどんやれ!」の部分。
勿論「今日、5回自慰してから来ました★」みたいなことは人に言うことではないけど、この辺を自分で楽しめるようになると人生どれだけ豊かなことか。
女性向けの大人のおもちゃも色々紹介されています。
大人の女性が女性をもっともっと楽しんでパートナーを大切にするために是非読んでほしい1冊。
自宅で性病検査
忙しかったり、症状があるともないとも言えない状態だと、今の時代感染が怖くて病院に行くのがためらわれたりするよね。
自宅で性病検査できるキットも色んな所から出ているけど、とりあえず私はここのを見つけたから不安がある人はぜひチェックしてみて。
男性用もあるし、のどの検査もできるよ。オーラルセックスでも性病感染することがあるらしいからね。
でも基本的には症状があったらすぐに病院に行ってね!!!
不特定多数の人と日常的にセックスする人は定期的に検査したほうがいいよー。
まとめ
私は、自身の子宮トラブルを「これは体質だから仕方ない」
「生理のたびに筋腫は大きくなるものらしいから今後も大きくなっていくのは止められない」と思っていた。
が、生理の回数を減らすこともできるし、
女性ホルモンがピークを迎え、これからは下がり続けてしまう35歳という年にギリ知れてよかったし、全女性1日でも早く膣と子宮と生理の正しい知識を知ってほしい。
子宮は女性にしかない内臓で、正直面倒くさいことの方が多い。
でも面倒くさいからこそしっかりケアして、健康で心身ともに美しく生きていきたいものね。
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