息子は2歳半。イヤイヤ盛りだ。
何をするにもイヤイヤだけど、そのイヤイヤも理不尽で可愛い。理不尽ながら変に筋が通っていたり、「確かにそうだ。間違っているのは世の中の方だな」と思うことも少なくない。
色んなことの関連性を理解している途中なんだと思っている。
さっき、そんな彼を寝かしつけていた。
はたらくくるまが大好きな彼は「はたらくくるまのどうろこうじ」という絵本を読みながら(彼は今は読み聞かせではなく自分で読むのが好きだ)ウトウトしていたので
「今日はもうおしまい」と本をしまって電気を消した。
案の定イヤイヤが始まったがまあいつものことなので気にせず横になる。
モニョモニョと聞き取れない言葉でぐずっているなあと思っていたが、気がつくと「◯◯しないで!しないで!」と言っているように聞こえる。
よくよく聞いてみると
「ねんねのすなをかけないで!」と言っている。
感動した。
「ねんねのすな」というのは、彼が繰り返し見ているしまじろうのDVDでお母さんがしまじろうに「ねんねのすな」をかけることで眠ってしまう、というものだ。
彼は自分が眠くなってどうしようもないのを、「ママが(しまじろうのママのように)ねんねのすなをかけているからだ!!」と認識したということだ。
色んなことが理解できるようになってきたとはいえ、DVDで見たものをここまで自分の生活に落とし込んで考えられるようになっているとは思わなかった。
もうお昼寝をしなくなった息子はその後すんなり寝た。
私が思っている以上に彼はもう色んなことが理解できているんだろう。
一抹の寂しさがよぎる。この可愛い存在のままずっといてほしいなんて思ってしまう。
何度も、何度でも思ってしまう。
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